肺から取り入れられた酸素はヘモグロビンとくっつきます。 ヘモグロビンと結合した酸素は心臓のポンプに押されて2〜3分毎に肺肪のまわりの細い血管を通り身体全体をまわっています。 青黒く疲れ果てた血液は肺工場に入れられ、新鮮な酸素の多い空気にふれます。そこで、血液は運んできた炭酸ガスを捨て新しい酸素を取り入れて真紅の生き生きとした血液に変わります。
また、身体中のすべての細胞が機能を果たすためには、エネルギーが必要です。 そのエネルギーは、食物と酸素の結合により生まれるのです。身体が酸素をエネルギー源として燃焼させると、老廃物として炭酸ガスが発生し、炭酸ガスがたまると脳や心臓など大切な臓器の動きが悪くなります。 その為に肺は酸素を連続的に供給し、心臓や他の器官で炭酸ガスを排泄し血液の酸性化を防いでいます。このガス交換の重要な役目をしているのも、やはり酸素なのです。共に体内を駆け巡り、細胞の新陳代謝を促進させています。